top of page

再会染 つばき花びら染の歴史
昭和61年の三原山・割れ目噴火(大噴火)の翌年からのスタートです。
女優・染色家としても有名な磯村みどりさんと、当時の町長との出会いから、噴火後の観光復興の一環として誕生しました。
そして、31年間、私たちボランティアメンバーが一筋に「つばきの花」と向き合ってきました。
本当に素朴で、単純な染ですが、島を訪れた旅人の皆さんの思い出つくりに・・・。
世界でたった一枚の「オリジナル作品」をお持ち帰りいただきます。

やぶ椿の花は比較的美しいうちに、地面に落ちます。
そして、島の道の両側に赤い絨毯を敷き詰めたように彩ります。
称して「紅い椿の花絨毯」島の景色の風物詩です。
その中を歩いて、落ちているつばきの花をひとつひとつ拾います。
拾ったつばきの花を水で洗い、泥や土の汚れを落とし、綺麗な花びらをひとひら・ひとひらはずします。
使える花びらは、一つの花から2枚から3枚しかありません。
美しく咲き誇る11月から翌春4月上旬まで、こつこつと拾い集めます。
とても貴重な(希少価値)染め液といえます。
伊豆大島椿染の会所属の「夢工房」は、平成5年に起業しました。
島と共に、テレビの取材をしていただきまして、全国に知っていただくことができました。
これも大島に自生する300万本といわれる「やぶ椿の花たち」のお陰と感謝の日々です。


落ちた花びらの命の再生・優しく・愛情を持って染め液を作ります。
bottom of page